初めての妊娠をしたとき、産後は誰でも当たり前に母乳が出るものだと思っていました。私の母は、私を完母で育てていて、その話を聞いていたこともあり、出産をすればみんな母乳が自然とでてくるのだと勘違いしていたのです!
ですが、実際に長男を出産してみたら、全然母乳が出ない…産後の入院中は、胸は張るけど一滴も出ない(涙)
退院後もなかなか母乳量は増えず、しばらくは混合で育てていました。
ですが、結局は生後3ヶ月の時には完母にすることができたのです。
この記事では、私が母乳が出なかった出産直後から、完母になるまでに実践したことを書いていきます。
目次
母乳不足のときに実践したこと
ネットで母乳不足についてたくさん調べ、いろいろと実践しましたが、中でも効果があったことを書いておきます。
なるべくたくさんおっぱいを吸わせる、頻回授乳
まずはコレです。コレをやらない限り増えません。1日8回以上授乳することを頻回授乳と言います。
私の体験ですが、一人目の長男はちょこちょこ飲みタイプで、おっぱいを飲んでも飲んでる途中で寝てしまい、1時間半後に目覚めてまた飲む、という赤ちゃんでした。1時間半ごとに飲ませていたので毎日、夜間も入れたら12回以上は飲ませていました。あまりに泣くときはミルクを足していたので、ミルクを足したときは授乳間隔は3時間あきました。
授乳回数が多いと、乳首は痛いし、疲れるし、一日中おっぱいを咥えさせているようで辛かったですが、3ヶ月くらいで回数は減っていき、完母になりました。
私の二人目の赤ちゃん、娘の場合は一度にがっつり飲むタイプだったので、一回の授乳時間も短いし、授乳間隔が長くて3時間あり、1日の授乳回数も少なかったです。
夜間授乳をする
夜間はおっぱいがたくさん作られるそうです。
夜は赤ちゃんにたくさん寝て欲しいから、とミルクを使いがちですが、それを新生児のうちにやっているとなかなか増えないと助産師さんに言われました。
なので混合育児の間は、眠いけど、夜間もミルクをあげる前に授乳をしました。起き上がるのは面倒なのでいつも添い乳でした。
添い乳は最初は怖かったけど、慣れると怖さはなくなりましたが、布団が赤ちゃんの顔にかぶさってしまったり、危なくないように気をつけます。
おっぱいマッサージをしてもらう
ぜひオススメしたいのはおっぱいマッサージです。
私はネットでおっぱいマッサージをしてくれるところを検索して、歩いていける場所で、助産師さんが個人で運営してるマッサージサロンを見つけました。
そのときは実家にいたので、生後間もない息子を母に預けてマッサージに通いました。赤ちゃん連れでもオーケーなのですが、やはり赤ちゃんは預けられるなら預けて行った方が楽だしリラックスできます。
おっぱいマッサージは痛いと言う方もいますが、私は全く痛くありませんでした。
助産師さんに母乳について厳しく怒られる、なんていう体験談をネットで見かけたりもしましたが、それもありません。とても優しくて、母乳に関する有益な情報をたくさん教えてくれるし、本当に行ってよかったです。
母乳が実際にどのくらい出ているかも見てくれるし、おっぱいや母乳の状態も見てくれてアドバイスしてくれます。
隔週で3回通ったあたりで、私は母乳量が増えてきましたが、そのときは母乳トラブルが増えたので、完母になってからもトラブルのたびに通いました。
白斑やしこりがでにたときには、マッサージをしてもらって、おっぱいに残っている母乳を出し切ってもらうとすごく楽になるのです。
鉄分不足を改善する
妊娠中に貧血を指摘される方は多いと思いますが、産後も貧血になりやすいです。
母乳はママの血液からできるので、貧血は母乳不足につながりやすいので注意が必要ですよ!
私は妊娠中は平気でしたが、産後の入院中に貧血を指摘され、鉄剤を処方されました。貧血は人生で初めてで、鉄剤を飲むのも初めてでした。
鉄剤を飲んだことがある方ならお分かりだと思いますが、すごーく胃に負担がかかるのです。平気な方もいるようですが、胃腸の弱い方には辛いものです。私は飲んだ日から胃がムカムカして、結局飲めなくなりました。だから、なかなか貧血が治らず、ずーっと疲れやすいしだるい感じが治りませんでした。
貧血だと母乳量もなかなか増えにくいと助産師さんにも言われましたが、薬は飲めなかったので、自然に近い方法で治すよう努力しました。
まずは普段の食事で、鉄分の多い食材を取り入れました。それから、胃に負担のかからないような優しく鉄分を補えるサプリを飲みました。
水分補給を心がける
おっぱいマッサージで、助産師さんに「水分が不足している」と指摘されました。
母乳は普通はお米のとぎ汁のような半透明の白い液体なのだそうですが、私が母乳不足のときは、母乳は半透明ではなく牛乳のように白い液体でした。
これは水分が足らないために、母乳の濃度が濃くなっているのだとか。だからなるべく多くの水分を摂るように心がけました。
水をたくさん飲むのは、慣れていないと辛いので、たんぽぽ茶やハーブティなどで補いました。食事中は水を飲み、それ以外の時はノンカフェインのお茶をよく飲んでいました。
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体を締め付けない
血行不良は母乳の出を悪くする要因になります。キツい下着や洋服は血行不良にもなるし、体も凝って疲れるので、なるべく体が楽なものを身に付けるようにしました。
家にいる時は、ブラジャーではなく、クロスオープンになっているカップ付きキャミソールを使いました。
体を冷やさない
これも血行不良につながる大事なこと。特に私は長男を6月に出産し、産後からクーラーの効いた部屋で過ごしていたので、うっかりするとすぐ冷えてしまうのです。
飲み物は冷たいものよりもなるべく常温かホットで。
それから家ではレッグウォーマーか長めの靴下を履いて足首を冷やさないようにしました。そして寝る時は腹巻き。
なるべくたくさん寝る
疲れやストレスで母乳が出にくくなると言われています。でも赤ちゃんは寝てくれないし、睡眠不足になりがちです。
長男は夜も頻繁に起きる赤ちゃんだったので、なかなかまとまって寝られず、私はいつも眠かったです。
なのでなるべく昼寝は一緒にするようにしていました。そして家事は赤ちゃんが起きているときにやっていました。
当然、家事が思うようにできなくて夕飯を作れない日もあったり、掃除ができない日々が続いたりしますが、その辺は大らかに、適当に。
母乳には和食がいいのか?
よく母乳には和食が良くて、洋食や生クリーム、バター、チーズなどを摂ると詰まる原因になるなんて言われますが、私は特に気にしませんでした。
実際、海外ではそんなこと言われることはないようですし、病院に入院中の食事は和食と洋食は半々でした。
朝はパンにバターが添えられて出ていたし、夕飯にシチューが出たことも。
まとめ
母乳が出なくて混合育児からスタートし、生後3ヶ月の時に完母になるまでに実践したことを書いてきました。
ネットや本で言われていることばかりなので、真新しいことはないのですが、最初は出なくて焦るかもしれないけど地道に頑張るしかないと思います。
出ない時の頻回授乳は、おっぱいは痛いし、赤ちゃんはお腹が空いて泣いちゃうし、母乳を諦めるママも多いんだとか。
確かに母乳トラブルを含めると、母乳育児はなかなか痛いことが多いので辛いと感じることもありますが、二人目を出産したときは、すぐに母乳も出たし、トラブルもなくてかなり楽な母乳育児でした。
なので二人目も出産を考えているママならば、一人目の時に少し努力をしてでも母乳育児をしておけば、二人目の時は楽になるのだと思います。