赤ちゃんが泣き続けると、なぜ泣いているのかわからず、ママはあれこれ理由を探したりして慌ててしまいますよね。
我が家の長女も新生児の頃はよく泣く赤ちゃんだったので、毎日のように焦ったり悩みました。
最初は「おっぱいが足りてないのかな?お腹空いてるのかな?」と思っていましたが、どうやら違いました。なぜなら長女は母乳の飲み過ぎでよく吐いていたから。
長女の育児をしてみて、昔から「母乳が足りないサイン」と言われてるものには当てはまらないことが多く、サインの中には迷信に近いものもあるな、とわかりました。
この記事では、そんな迷信めいた「母乳が足りないサイン」をまとめています。
目次
×迷信1、赤ちゃんはおっぱいを飲んで、寝て、の繰り返し。泣き続けるのは母乳不足!
私が長男を育てていたときは、これは迷信とは気がつきませんでした。たしかに息子は生後3ヶ月くらいまでは、おっぱいを飲むか寝ているかのどちらかしかなく、ほとんど泣かない赤ちゃんだったのです。
だけど長女を産んでみたら、おっぱいを飲んでも全然寝ない!むしろおっぱいを飲むか、泣いているかの繰り返しで、疲れて寝るまで泣き続けていました。
だけど、先述した通り、娘は毎回母乳を飲み過ぎで大量に吐いていました。だから母乳が足りないわけではなかったのです。
本人はまだ話せないので確実なことはわかりませんが、なぜ泣いていたのかというと、おそらく母乳を飲みすぎて苦しい、または眠いのにうまく眠れない、のどちらかだったのだと思います。
今はもう一歳を過ぎ、泣き続けることも、飲み過ぎて吐くことも無くなりました。
×迷信2、授乳時間が30分以上かかる場合は母乳不足
長男が新生児のころ、とにかくおっぱいを飲むのが下手な赤ちゃんでした。私も初めての育児で、おっぱいを咥えさせるのが下手だったので、お互いに下手でうまく授乳ができていなかったと思います。
そのせいで、長男は授乳は毎回30分はかかったし、私は乳首が痛くなったり、母乳トラブルも多くて苦労しました。
でも、決して母乳が足りなかったわけではなく、単なる技術不足!おっぱいマッサージをしてもらっていた助産師さんにも、母乳量は充分出ている、と言ってもらえていました。
×迷信3、授乳間隔が3時間以下の場合は母乳不足
また長男の話ですが、おっぱいを飲むのが下手くそな長男は、たぶん下手なりに一生懸命飲んでいました。だから飲んでる間に疲れて寝てしまうことが多く、満腹になる前に寝てしまっていたようです。
そのせいで1時間半ごとに授乳していました。初めての子供がそうだったので、私はてっきり母乳育児の赤ちゃんは、みんな1時間半おきに授乳するのが普通だと思っていました。
でも!長女を産んでみたら、長女は新生児の頃から授乳間隔が3時間。長いと4〜5時間空くこともありました。そのときに初めて、授乳間隔は母乳の場合でも3時間くらい空くのが普通だと知りました。
×迷信4、おっぱいが張らないのは母乳不足
赤ちゃんが産まれてすぐの頃は、おっぱいはよく張ってパンパンになることもあります。でも1〜2ヶ月経つとだんだんと張ることが減ってきます。
助産師さんに聞くと、張らない方が母乳トラブルになりにくいし、張らない=母乳不足ということでは全くない。とのことです。
たしかに私は全くおっぱいが張りませんが、母乳はよく出ています。
おっぱいが張らない人は「差し乳」といい、授乳の時に母乳が生産されるタイプ。逆に貼るタイプを「溜まり乳」と言います。
授乳を始めて最初の頃は誰でも張りやすく、溜まり乳になりやすいのですが、授乳に慣れてくる2~3ヶ月頃からは差し乳タイプになることも。
×迷信5、夜中に何回も泣いて起きるのは母乳不足
夜間に何度も起きる赤ちゃんと、産まれてすぐでも一度も起きずに朝まで寝てくれる赤ちゃんがいますが、これは母乳うんぬんの話ではなくて、ただの個人差だと経験から感じます。
おそらく子育て経験のあるママなら、みんなそう思うのではないでしょうか?
ただ、離乳食が始まり落ち着いてきた頃に、まだ夜間授乳をしていて夜中に何度も起きてしまう場合は、断乳すると一気に朝まで起きなくなることがあります。うちの長男もそうでした。
差し乳と母乳不足を見分けるのも大事
おっぱいが張らずに授乳するときに母乳が作られる感覚のあるおっぱいを「差し乳」と呼ぶことがありますが、これは医学用語ではありません。逆におっぱいが張りやすくパンパンになる場合を「溜まり乳」と呼びますが、これも医学用語ではありません。
産後すぐはほとんどの人が溜まり乳で、母乳量が安定してくると差し乳に変わってくる場合が多ようですが、それは自然なことなので問題ないんです。
差し乳は、搾乳しても母乳があまり出なかったり、おっぱいが張らないので母乳が出ているのか不安になることが多いけど、赤ちゃんがおっぱいを咥えて飲み始めると、きちんと必要な量が出てきます。
差し乳であるだけなのに、おっぱいが張らないからと言って「私は母乳不足なのかも!」と焦る必要はありません^^ちゃんと差し乳なのか、母乳不足なのかを見分けましょう。
母乳不足のサインまとめ
母乳不足を気にしながら授乳期を過ごすのはなかなか辛いものです。赤ちゃんが泣き続けていると、心配にもなるしイライラもしてストレスが溜まりますね。
子育て、母乳育児に関しては、一昔前とは考え方が変わっている部分が多いので、ママの母親世代から昔の知識を引っ張り出されても、今の育児には当てはまらないことが多いです。でも周りでとやかく言われると気になりますよね。
母乳育児には技術、慣れが重要なポイントです。最初はみんな下手くそで上手くいかなくて当たり前。あまり真面目に考え過ぎずに、リラックスして授乳期を楽しみましょう!
母乳が足りているか足りていないかの判断は、上記の迷信めいたことで判断するのではなく、赤ちゃんの体重の変化や、うんち、おしっこの量などで見極めた方が確かですね。