先日、Twitterでこんな投稿をしました。
私が夫と出会った時の話です。
夫と出会ったとき
私23歳
夫33歳フリーのデザイナー夫はかなり稼いでいたから、どんな家に住んでるのかと思いきや、6畳のワンルーム!ちょっと驚いたけど、固定費をかけない方法は今も続いてる
そのおかげで仕事がない時期も乗り越えてきた
収入が上がり金遣いが荒くなる人は多いけどフリーは危険
— 二コッペ/webデザイナー・フリーランス (@nicoppe8) September 26, 2019
私が夫と出会った時、私は23歳で制作会社に勤めていました。夫は33歳で、すでにフリーランスのデザイナーでした。
付き合い始めたとき、23歳の私からしたら、大人で充分な稼ぎのあった夫が、どんな部屋に暮らしてるのかなって、ワクワク想像していたんです。
「きっと広いお部屋なんだろうな〜」なんて思っていたんだけど、実際は…
駅から徒歩12分の6畳ワンルーム!家賃7万円!
※渋谷駅から数駅の都心のため、最寄駅から離れてても7万円は普通。
家で仕事をしていたし、パソコンデスクとベッドがあって、部屋の中はもう物でぎゅうぎゅう。きれい好きだから整ってはいたけど、余裕はない感じ。
「大人だし、稼いでいるのに、なんでこんなに狭い部屋に住んでるんだ⁈」と私は思ったんだけど、今ならその理由がよくわかるんです。
今日はそのことについて書いていきます!
これからフリーランスとして働こう、と考えている方は、フリーランスのお金の使い方の参考にしてください^_^
目次
充分な収入があるのに家賃を抑える理由
夫は出会った頃、同じ年代のサラリーマンの平均収入よりも上回った収入がありました。私の感覚なら、都内でも1LDKとか2DKには余裕で暮らせるくらいの働き方をしていたと思います。
でも夫は上京してきた時に借りたワンルームマンションにずーっと住み続けていました。
夫に「もっと広い部屋に暮らしたくないの?」と聞いたら、
「今は別にこの広さでいいし、これ以上家賃を上げたくない」とのこと。
なぜなら「フリーランスは今、儲かっていても、いつ収入がなくなるかわからない」から。
フリーランス8年目の私の経験談:会社員よりお金がかかる!

私もフリーランスとして働き始めて、今年で8年になります。この8年を振り返ってわかることは、フリーランスは収入が全く安定しない。ということ。
少ないときは月収2~3万円の時なんてザラにあります。逆に、多い時もあるから、月収換算ではなくて、年収で考えないといけません。
また、フリーランス・個人事業主になると、自分で年金や税金を払わないといけないんだけど、これが高い!会社員時代は、勝手にお給料から引かれていたし、会社員の方が個人事業主よりも金額が安い。
さらにさらに、個人事業主は雇用保険がありません。そのため、育休・産休手当はもらえません。しかも保育園に入るのも、会社員ママに比べると不利。保育園に入りにくいから、仕事の復帰が遅れる場合も。
もっと言えば、退職金もないし、老後にもらえる年金も会社員に比べれば安い。
本当にあれこれとお金がかかるから、単純に収入だけをみていると痛い目に合います。きちんと貯金をしておかないと、収入が足りない月は生活できなくなってしまうんです。
フリーランスが会社員よりお金がかかる理由
- 年金・税金などが高い
- 収入が安定しない
- 育休・産休手当がもらえない
- 保育園に入りにくい
- 退職金がない
- 失業手当がもらえない
- 老後に受け取る年金額が低い
収入が上がると羽振りが良くなる
これは誰でも持っている心理だと思いますが、財布の中に3,000円しか入っていない時と、10万円入ってる時では考え方や、買い物の仕方がまるで変わります。
だから収入が増えれば、誰だって気持ちが大きくなり、ちょっと贅沢をしたり、今までよりもお金を使うようになるのは当たり前。
私もお金を持っているとあるだけ使いたくなるタイプです^^;
でも夫はそんなことはなく、ものすごく堅実に暮らしていたんです。
住居費は一番大きな固定費
東京では家賃がとても高いですよね。でも通勤を考えたら、都内で駅近に住みたいと思うもの。
毎月かかる生活費の中で、一番お金がかかるのって、大体の方は家賃。家賃は一番お金がかかるランニングコストだし、食費と違って「今月だけ抑えよう」なんてこともできません。
そのため夫は、家賃にはお金をあまりかけないように考えていました。
オフィスを用意するのもランニングコストが上がる危険あり
フリーランスになると、オフィスを借りる方もいますが、これもやはり都内なら高いです。シェアオフィスなら比較的低価格で抑えられますが、設備を良くしようと考えたり、電車賃を考えるとやっぱり意外とかさばります。
オフィスは家にいるよりも仕事は捗るし、打ち合わせに使えるなど、あった方が何かと便利。でも夫はオフィスを借りることも全く考えていません。(オフィスを用意すると、忙しくて家に帰ってこれなくなる。という理由もあるようですが...)
夫がオフィスを借りる考えが全くないのは、一番の理由はもちろん、ランニングコストが増えるからです。
例えば都内でオフィスをまともに借りたら、6~20万円くらいはかかります。仮に6万円のワンルームマンションをオフィス用に借りたとして、電気代と水道代も入れたら毎月7万円ほどがかかります。
毎月50万円の収入があったら7万円のオフィスを借りるのは、ありじゃん?と思ったりしますが、もし収入が5万円もいかない月があったら、収入は赤字になってしまいます。これも年単位で考えたら赤字にはならない...と思われるかもしれませんが、フリーランスを甘くみてはいけないのです。
フリーランスは収入が安定しないのが当たり前

が夫と結婚して12年になりますが、12年のうち、2回ほど仕事が激減した時期がありました。
2回とも、半年くらい仕事がものすごく減ってしまい、もちろん収入も激減です。
しかも2回目の仕事が減った時期は、私が二人目の子供を産んだ直後で、私も収入がゼロだったので、夫婦で収入が激減するという大ピンチでした。
でも夫が貯金をしておいてくれたおかげで、経済的危機には陥らなかったし、それまで通りの暮らしを維持。
また、今も都内で家族4人暮らしにしては家賃は抑えているので、固定費は低めになっています。
そんな堅実な暮らしをしているからこそ、たまーに起こる仕事激減の危機も、乗り越えることができているんです^^
フリーランスはランニングコストを抑えるべし!
フリーランスで働くのは、大変なことも多いけど、メリットもたくさんあります。
私は自由に働けて、好きな仕事を選べて、在宅でできるのが何より嬉しいので、これからもフリーとしてやっていきたいです。
でも正直、夫がいないと私だけの収入では家族4人を養うのは厳しい。夫様様で生活ができている状況です。
今も夫は激務が続いていて、今年は収入が安定しているけど、来年はどうなるかわかりません。ましてや50歳60歳になった時に、どんな働き方をしているのか?ちょっと想像もつかない。
だから、フリーランスになろうと考えている方は、一時的にどんなに収入が増えても、堅実なお金の使い方を守るべきです。時にはパーっと使って、楽しむことも大事だと思うけど、ランニングコストだけは抑えた方がいい!
今日は、私がフリーランス夫婦として生活してきて、お金について学んだことを書きました。これからフリーランスになろうと考えている方は、ぜひ参考にしてください^^
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