新生児の頻回授乳の回数は何回?多いのは母乳不足のせい?おっぱいが痛いときの対策。
産後、母乳育児が始まると授乳回数が多くて悩むママは多いのではないでしょうか?
本や病院では、「赤ちゃんがおっぱいを欲しがるだけあげて」と教えることが多いですが、実際にあげ始めると、「こんなに飲むの?大丈夫なの?」と心配するママが多いようです。
赤ちゃんは喋れないので、泣いていろいろ教えてくれるだけ。だから泣かれたり、授乳回数が多いと「おっぱいが足りないのかも⁉︎」と焦るママの気持ちはよく分かります。
ですが回数が多いからといって、母乳が足りていないわけではないのです。
この記事では頻回授乳について詳しく書いています。回数の目安や、私の体験談から感じた個人差の激しさや乳首が痛いときの対処法など、頻回授乳で悩むママの参考になると思います。
新生児の頻回授乳の回数の目安
3時間おきに、1日に8回以上授乳することを頻回授乳と言います。
プロラクチンという母乳を作るためのホルモンが、1日に8回以上授乳をすることで濃度を保てると言われています。なので頻回授乳を進められるのです。
プロラクチンについて
プロラクチンは乳腺を発達させて母乳を作るホルモンです。赤ちゃんを、「守ろう」と思わせるホルモンでもあり、「母性ホルモン」と呼ばれています。
赤ちゃんが乳首を刺激するほどプロラクチンが増え、プロラクチンが増えるほど母乳が作られるようになるので、新生児の頻回授乳は、母乳量を増やすためにも大切です。
個人差のある授乳時間と回数
赤ちゃんの性格や体力により、一度に飲む量や、飲む時間はかなり個人差があります。
私は二人の子供を完全母乳で育てましたが、兄弟でも二人はまったく違いました。
まず一人目の長男は、ちょこちょこ飲みタイプ。授乳時間は新生児の頃は一回に30分くらいかかり、飲んでる途中から眠ってしまい、一度に飲む量が少ないので、すぐにお腹を空かせて泣いていました。
1時間半ごとに授乳をしていたので、毎日12回以上の超頻回授乳です。1時間半ごと、というのは授乳をあげてからなので、30分飲んだ後に1時間したらまた授乳です。
二人目の長女は、がっつり飲みタイプ。授乳時間は毎回10分以内と短いにもかかわらず、飲みすぎて毎回吐くほど大量に飲んでいました。
二人目なので私の母乳もよく出ていたのかもしれません。大量に飲むせいか腹持ちも良いみたいで、3時間に一度、長いと4〜5時間空くこともありました。夜間も産まれてすぐから、5時間以上まとめて寝る子でした。
頻回授乳はいつまで続くのか
私の子供たちは頻回授乳はだいたい生後3ヶ月くらいまで続き、寝返りやおすわりが出来ると遊ぶ方が楽しくなるみたいで、どんどん間隔は空いていきました。
一般的にも頻回授乳は生後3ヶ月ころまで、と言われているそうですが、個人差もあるし、赤ちゃんが欲しがるのに、無理に回数を減らそうとして間隔を開けるのはやめた方がいいと言われています。
体重の増え具合や、赤ちゃんの様子などを見ながら、授乳回数が自然に空いていくのを見守ります。
また、病気になったり具合が悪い時や、旅行をして慣れない環境で不安な時などは授乳回数が増える傾向があります。私は、そんなときは欲しがるだけあげて、不安を解消させてあげました。
おっぱい、乳首が痛いとき
授乳時間が長くて頻度も高いと、乳首が痛くなります。
長男の時は生後3ヶ月くらいまでは超頻回授乳だったので、いつも乳首が待つ真っ赤で痛かったです。切れるまではいかなかったけど、今にも切れそうに感じたので授乳後はオイルを塗って保湿したり、温めたりしていました。
オイルは赤ちゃんが舐めても大丈夫なものを使いました。料理用のオリーブオイルでも大丈夫だそうですが、赤ちゃんにも使えるタイプのカレンデュラオイルを使っていました。
保温はホットタオルを当てると、気持ちがいいし、痛みも和らぎます。熱すぎないように、調整して当ててください。
頻回なのは母乳不足のせい⁈
授乳後すぐに欲しがったり、泣き続けられると、「母乳が足りてないのかも⁈」と不安になりますが、新生児の時は授乳していたとしても意外とそんなに飲めていなかったり、ただおっぱいを咥えたいだけだったりするので、授乳回数が多いからといって母乳不足と決めつける必要はなさそうです。
それよりも赤ちゃんの体重がきちんと増えているか、が一番分かりやすい見極めポイントです。
新生児のときは、赤ちゃんが泣いたら授乳をしますが、泣いている理由はお腹が空いている以外にも、寒い、暑い、眠れない、お腹がいっぱいで苦しい、などいろいろあります。
最初は手さぐりで大変ですが、慣れると赤ちゃんの泣き方の違いなどもわかるようになってくるので、焦らず落ち着いて赤ちゃんを観察してみてください。
長男の場合ですが、生後3ヶ月頃を過ぎると、お腹が空いて泣くときは、必ず口をへの字にして泣いていたので、とてもわかりやすかったです。ですが娘はそんなことをせずに、生後半年からはお腹が空くと「うまうま」と言うようになりました。
赤ちゃんの成長は個人差が激しいので、周りの子供と比べたり、本やネットの情報を鵜呑みにするのではなく、自分の目で研究、観察することが大切です。
頻回授乳のときの周りからの意見
授乳回数が多いと、一日中授乳をしているように感じます。ママ自身も疲れて大変だけど、そんなときに周りの人からいろいろ言われてうるさい!という経験があるママは多いのではないでしょうか?
私も母や夫に、「また飲ませてるの?おっぱいが足りてないをんじゃないの?」と言われてイライラしたこともあります。
母や夫は単純に心配しているだけなんだけど、足りていないかもしれない、と誰よりも気にしているのはママ自身。ましてや初めての育児となると、気にしすぎたり、子育てへの不安も多いので些細な一言がグサリと刺さります。
授乳の辛さはママにしか分かりません。とくに男性である旦那さんには絶対に経験できず、わからないことなので、丁寧に説明して辛さや頻回授乳について理解してもらい、手伝って欲しいことを具体的に話して、よき理解者、サポーターになってもらいたいですね!
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