流れに身を任せるというと、「そんなのだめ!」と思う人と、「いいじゃん、そんな生き方したい」と思う人に分かれるかもしれません。
流れに身を任せる生き方は、努力せずに生きるように考えてるとしたら、それは良くないと考える方が多いのかも。
ですが流れに身を任せる生き方は、決して努力をしないわけではないんです。
そして人生は流れに身を任せることができないと、苦しくなるものなのです。
流れに身を任せる生き方とは
あなたは流れに身を任せる生き方をしていますか?
人間は毎日小さなことから大きなことまで、常に選択をしながら生きています。
例えば
朝起きた瞬間、すぐ起きるか、あと5分だけ寝ようか選択をします。
起きた後、朝食は何を食べようか。
今日はどの洋服を着ようか。
道で知り合いを見かけたけど声をかけようかどうしようか。
デートに誘われたけど断ろうかどうしようか。
などなど、些細なことから人生において重要なことまで、毎日何十、何百という選択をし続けています。
そんな選択の連続の中で、中には流れに身を任せているものもありますよね。
食事に誘われたからなんとなく行ってみたら、そこで知り合った人と付き合うことになった。
仕事のオファーが来たので、やったことないけど引き受けてみたら、新しいクライアントと知り合え、そことの付き合いがずっと続いている。
など、自分から動かなくても、向こうからやってきた流れに乗って人生が進んだ経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
逆に流れに逆らう生き方とは
ではここでわかりやすいように、流れに身を任せる生き方とは逆の、流れに逆らう生き方とはどんなものか考えてみましょう。
例えば、
離婚した方がいいとわかっているけど、一人になる不安から別れられない。
倒れるほど働いて、転職した方がいいと言われるが、怖くて転職できない。仕事の辛さで頭がいっぱいになっている。
などといった、側から見ると「なんで辞めないの?」と思われる状況でも、怖れから手放すことができず執着している生き方。
この状態は、流れるプールで流れに逆らって泳ぐようなものなんです。
流れるプールは力を抜けば、勝手に流れるもの。その流れの向きを見ていないので、生きるのが苦しいのは当たり前ですよね。
流れに身を任せる生き方とは手放し上手
流れに身を任せる生き方とは、手放しが上手な生き方とも言えます。
あれが欲しい、あれじゃなきゃ絶対に嫌だ!とこだわりばかりが強い生き方は、実は苦しいんですよね。
それよりも、あれが欲しいけどまぁいいかと思えるくらいの余裕があると、執着がない分、生きるのは楽になります。
ですが注意したいのは、何もかも「まぁいいか」と妥協していると、本当に登るべき山が目の前にあっても登らない選択をしてしまうこと。
執着は決して悪いものではなく、何がなんでも登りたい!勝ち取りたい!という熱意は時に必要なのです。
流れに身を任せるべきかわからないとき
今の思いは不安からの執着なのか?
それとも人生の中でどうしても成し遂げたいと思う熱意なのか?
このバランスは難しいものですし、他人にはわからないので、自分で判断するしかありません。
「これは執着なの?それとも流れに身を任せた方がいいの?」とわからなくなった時は、心と対話する必要があります。
自分が本当に求めているのはどっちだろう?と、心の声を聞き取りましょう。
心の声を聞くのは慣れていないと難しいものですが、常日頃から意識していると少しずつわかるようになってきます。
心の声を聞くことは、自分らしく人生を楽しく生きるためには絶対に必要ですので、日頃から意識してみてください。